【平凡会社員の挑戦】

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【龍之介流 教育論】VOL.4 将来を早く決めなさい!という親や教育者たち

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どうも龍之介です。
VOL.4 将来を早く決めなさい!という親や教育者たち編です。

将来の職業を早く決めることが正解?

娘たちが中学生になり、しばらくすると定期的に実施される二者面談や三者面談。その時教師が、決まり文句のように

「将来どんな職業に就きたいですか?」

「まだ決まっていないのなら、
   そろそろ決めていかないとね。」
           (親子共々苦笑い)

 このような光景よく見ますよね。私はこの質問が大嫌いです。大半の生徒は、本当の意味での自分の将来は、決まっているはずもありません。

決まっていたとしても、それは親、もしくは周囲の誰かが(例えば祖父母などが)、自分自身の夢や、自分が成し遂げることができなかったことなどを、子供に押し付けている。

もしくは、大人が勝手な将来像を想像し、日々の生活の中で、誘導したかのどちらかだと私は思っています。

なぜ、私がここまで極端な否定をするのには理由があります。バブル以前の日本ならまだしも、目まぐるしく変化する、この現代社会の中で、中学生や高校生が、たいした情報も得ないまま、自分の将来職業を決めること自体が、ナンセンスだと思うからです。

2014年にイギリスのオックスフォード大学が出した論文によりますと、現存する702種の職業に対し、AIによる分析を実施。その分析とは、702業種が、どのくらいの確率で、将来的に人間の仕事だったものが、コンピューターや機械にとって代わられるかを詳細に示したものでした。

その分析結果は、実に驚くべきものでした。それは2014年から約10年後には、実に約半分の業種は機械に奪われ、コンピューターにとって代わられると発表したのです。

この論文は世界中で大きな話題となったので、記憶にある方も少なくないと思いますが、つまり10年後の2024年には約半分の職業が、なくなっていることを意味します。

現在2020年、あと4年でその2024をむかえます。さらにコロナの発生によって、世界はさらに大きく変化せざるを得ない状況となっています。

教育者のあいだでも、その驚くべき分析結果の話題について、議論した方も少なくなかったはずです。なのに日々の指導方針には、全く疑問に感じないまま、数十年前と同じ指導を今も行っています。

子供たちはおろか、我々大人自体も、果たしてこの先数十年先に今と同じ職業に従事しているでしょうか。

たとえ同じ会社に勤めていたとしても、業務自体は様変わりし、その変化に必死についていってる。もしくは全く違う業務をしていると考えられます。

こんなにも激動の時代の中、それでもまだ「将来なにがしたいのかを早く決めなさい!」と聞きますか???

 

続きはVOL.5「使えない新卒者を大量生産する」日本編へ

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